<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 西原晚望>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 西原（せいげん）の晩望（ばんばう）>
<BookPage: 192-193>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
花菊引閑行，
行上西原路。
原上晚無人，
因高聊四顧。
南阡有煙火，
北陌連墟墓。
村鄰何蕭疎，
近者猶百步。
吾廬在其下，
寂莫風日暮。
門外轉枯蓬，
籬根伏寒兔。
故園汴水上，
離亂不堪去。
近歲始移家，
飄然此村住。
新屋五六間，
古槐八九樹。
便是衰病身，
此生終老處。
<End Poem>
<Translation>
菊の花がわたしを誘って散歩させたので、西の高原にのぼってしまった。
高原は日ぐれで人かげもなく、高みから四方をながめた。
南の道には夕餉の煙がたち、北の道はあれた墓地につづいている。
村の隣はなんとさびしくまばらなことだ、近いものでも百歩は離れている。
わが家はこの高原の下にあって、風ふく日ぐれのさびしいこと。
門外には枯れたョモギがとび、垣根にはうさぎがかくれているのだ。
故郷は汴水のほとりだが、戦乱でゆくこともできなかった。
近年はじめて家を移して、ふらふらとこの村に住むことになった。 新築した家は五、六間で、エンジュの老木が八、九本ある。
これが衰え病むわたしの、この一生の最後の場所だ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
菊の花がわたしを誘って散歩させたので、
西の高原にのぼってしまった。
高原は日ぐれで人かげもなく、
高みから四方をながめた。
南の道には夕餉の煙がたち、
北の道はあれた墓地につづいている。
村の隣はなんとさびしくまばらなことだ、
近いものでも百歩は離れている。
わが家はこの高原の下にあって、
風ふく日ぐれのさびしいこと。
門外には枯れたョモギがとび、
垣根にはうさぎがかくれているのだ。
故郷は汴水のほとりだが、
戦乱でゆくこともできなかった。
近年はじめて家を移して、
ふらふらとこの村に住むことになった。 
新築した家は五、六間で、
エンジュの老木が八、九本ある。
これが衰え病むわたしの、
この一生の最後の場所だ。
<End Formatted Translation>